ロングセラーとして知られるアメリカ人、Gary Chapman 博士の著書、The Five Love Languagesについて書いてみたいと思います。(日本語では「愛を伝える5つの方法」というタイトルで、いのちのことば社から出ています。)ロングセラーなので、ご存じの方も多いかもしれませんし、「古い!」というリアクションもあるかも知れません。聞いたことがないな、と思われる方はぜひ続きを読んでみてください。
人はパートナーや家族から愛されていると感じるとき、主に5つの表現方法でコミュニケーションされている…というのが、本書のポイントです。その5つとは…
1. 肯定的な言葉
2. クオリティタイム
3. 贈り物
4. サービス行為(私のために何かをしてくれる)
5. 身体的なタッチやスキンシップ (同書の目次より)
肯定的な言葉は一番わかりやすいと思います。相手から褒められる、とか感謝の言葉をもらう。クオリティタイムは一緒にいて自分の話を聞いてもらったり、相手とのコミュニケーションを楽しむこと。贈り物は例えばお誕生日や結婚記念日などのプレゼント。サービス行為は相手が家事をしてくれたり、自分のために骨を折ってくれたり。身体的タッチは簡単に言えばスキンシップ。毎日の行ってらっしゃいのハグや夫婦生活など。自分が愛されていると感じるときの表現方法は、一つに限らず、2つくらいあるのが普通だそうです。そして本書の大きなポイントは、相手の愛を感じる表現方法を発見して、最初に自分がしてあげることなんです。つまり、相手からしてもらうことを待っているのではなく、自分からする… 能動的行為なんです。
西洋人を夫に持つとわかりますが、やはりこちらはスキンシップが日本とは比べられないくらい当たり前ですよね。本書では男性の多くがスキンシップを自分の 第一のLove Languageと挙げているとあります。
日本人の自分にとっては、なかなかハグしてあげたりに気が付かなかったりして 相手に寂しい思いをさせてしまうこともあるし、自分から行動するのも難しいこともありますよね。逆にパートナーもあなたのLove Languageができないな、と思っているかもしれません。私自身もハグがそれほど得意ではないので、本当に特別な時以外は忘れがちです。
お勧めしたいのは パートナーと一緒にこの本を読んでみて(もし時間がなければポイントだけ読むのも可能)、お互いのLove Languageは何か話してみること。あらかじめ次にいつこの話をするか決めておいて、お互いにどんな風に感じたかをシェアしてみる。もし できないな、難しいな、と思っていることがあれば、思い切って話してみることで パートナーはあなたの努力をわかってくれ、できないことも ストレスやプレッシャーにならずに済むかもしれません。
(コラムは2017.12.07にフェイスブック内で投稿したテキストに少し手を加えたものです。)
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